不倫・浮気の慰謝料を請求された場合の対応

謝罪

行政書士

ここでは、不倫の慰謝料を請求された場合の対応について検討しましょう。

対応の仕方によって解決結果とかかる時間は全く異なる

行政書士

まず、慰謝料を請求された際、訴訟にまで発展してしまう場合と、当事者間ですぐに解決できる場合があることに注意が必要です。

訴訟に発展したら

そして、訴訟にまで発展してしまえば解決までの時間は莫大なものになります。
また、相手方に支払う慰謝料・ご自身が依頼する弁護士費用・相手方が依頼した弁護士費用の一部を支払う必要も出てくるので、金銭的にも負担が大きくなります。

更に、相手方に支払う慰謝料だけを考えても、請求されている金額が減額されることも、増額されることもあります。

悲しみ

嫌すぎますね……

当事者間で解決できたら

一方、不倫の慰謝料問題を当事者間で解決できるとは、訴訟をすることなく解決できる場合です。

そして、この場合は、解決までの時間はさしてかかりません。
一般的には1・2ヶ月程度で解決できます。
また、かかる費用も、基本的には相手方に支払う慰謝料のみです。

なるほど

当事者間で解決できるほうが圧倒的に良いですね!

分かれ目

質問

訴訟に発展する場合と当事者間で解決できるかの分かれ目はどこにあるのですか?

行政書士

それは請求されたときの対応によるのです。

行政書士

つまり、慰謝料を請求された場合の対応によって、解決にかかる時間と費用が全く異なってくることに留意する必要があります。

おそらく、このページをご覧になられている人が想像されている以上に、大きく異なるのです。

初動が非常に重要

質問

では、請求された場合、どのように対応していけば良いのですか?

刑事ドラマや実際の刑事捜査では、簡単に解決できた事件や次の事件が起こらなかったはずが、初動捜査のミスによって事件が迷宮入りしたり、新たな事件が起こったりしますよね。
不倫の慰謝料を請求された場合も、基本的にはそれと同じことが言えます。

行政書士

つまり、不倫の慰謝料を請求された場合は初動が非常に重要なのです。

質問

初動?

行政書士

はい。
順々にご説明しますね。

差出人を確認する

行政書士

以下のような書面が送られてきたとしましょう。

貴殿と夫が長期間不倫関係にあったことにより、私と夫は離婚に至りました。
そこで、貴殿に対し、夫との不倫の慰謝料として民法709条・710条に基づき金200万円を請求します。
本書面到達後10日以内に下記の口座に振り込みがない場合は、法的措置をとります。

弁護士や行政書士名義の場合

質問

まず何をすればいいのですか?

行政書士

最初にすべきことは差出人の確認です。

差出人確認が必要な理由

質問

なぜ差出人を確認する必要があるのですか?

行政書士

なぜなら、不倫をした以上、慰謝料を請求されるのは仕方ないとしても、他に何らかの危害を加えられる可能性があるかを確認すべきだからです。

専門家が差出人なら身は安全
行政書士

そして、内容証明郵便の差出人が、弁護士や行政書士等の専門家であるならば、身は安全です。

質問

なぜですか?

行政書士

なぜなら、合法的な手段しか使わないからです。

依頼者が専門家の制止を押し切って暴走しない限り、突然家に押しかけられることはありません。
また、待ち伏せされて闇討ち(?)されたりもしません。

なるほど

ちょっと安心できますね。

法的措置を取られる可能性は高い
行政書士

ただし、その内容証明郵便に記載されていることを履行しない(請求に応じない、○月○日までに連絡しないなど)場合は、本当に法的措置(訴訟)を取られる可能性は高いです。

悲しみ

それは恐ろしいです……

行政書士

なお、行政書士は調停や訴訟に関わることができません。

質問

ということは、行政書士名義での慰謝料請求の場合は無視しておいても法的措置は取られないのでしょうか?

行政書士

いえ、そうではありません。

というのも、当事務所を含めて多くの行政書士事務所は弁護士事務所と繋がりがあります。

そして、調停や訴訟でしか解決できない状況になった案件については、その繋がりのある弁護士事務所に引き継ぎをお願いします。
そのため、行政書士名義の慰謝料請求であったとしても、無視等をしていれば上記のように本当に法的措置を取られる可能性が高いのです。

個人名義の場合

行政書士

これに対して、内容証明郵便の差出人が弁護士や行政書士等の専門家でない場合は、話が違ってきます。

それこそ、闇討ちはされないでしょうが、突然家や勤務先に押しかけられることや、待ち伏せされることも考えられます。

悲しみ

恐ろしいです……

行政書士

そこで、請求者の性格(怒り出すと何をするか分からない、目的のためには手段を選ばないなど)を不倫相手から聞いたことがあって、そのような危険があると判断した場合は、すぐにでも弁護士や行政書士等の専門家に相談し、善後策を協議したほうがいいでしょう。

弁護士や行政書士の名前が出さないこともある

行政書士

なお、弁護士や行政書士等が作成した書面でも、弁護士名や行政書士名を出さないことがありますが、その点は記載されている文面から判断するしかありません。

実際に当事務所で作成する内容証明郵便に当職名は入らず、本人名義となります。

判断方法

質問

どうやって、専門家作成と本人作成かを判断するのでしょうか?

一般論ですが、弁護士や行政書士等が作成した書面の場合は、感情的な記載(不倫によって傷ついた、子供も悲しんでいる、食事が喉を通らないなど)は最小限になっていて、何を根拠(民法709条の不法行為など)にこのような請求をしているかが記載されていることが多いように感じます。

実際に専門家に見てもらう

なお、不倫問題を豊富に扱ったことがある専門家であれば、弁護士や行政書士の名前が出ていなくても、慰謝料請求者本人が作成したものであるのか、それともどこかに依頼して作成したものであるかはひと目で分かります。

行政書士

したがって、バックに誰かが付いているのか不安であるならば、届いた請求書面を経験豊富な専門家に見てもらうことをお勧めします。

文章をコピペしてネットで検索する
質問

他に自分でできる判断の方法はありますか?

行政書士

もっとも簡単方法としては文章をコピペしてネットで検索してみることです。

もちろん、住所や名前、事実経緯の内容は個々の事案によって異なるので、その部分は除き、誰にでも当てはまる一般論の部分をコピペしてみてください。

全く同じ、あるいはほぼ同じものが検索でヒットすれば、それは個人で作成したと考えて間違いないでしょう。

事実関係を確認する

質問

差出人を確認したら、次は何をすれば良いのですか?

行政書士

次は、内容証明郵便等に記載されている事実関係を確認しましょう。

単に「○月○日までに不倫の慰謝料として、金○○万円をお振込ください」とだけ記載されていることはないはずです。

なぜ慰謝料を請求するのか(例えば「あなたと夫は何年何月から不倫関係にあり、それによって私たち夫婦は離婚することになりました」など)ということが記載されていることでしょう。

それが事実なのか、デタラメ(全くデタラメということはあまりないでしょうが、不倫関係の期間や頻度などについては思い込みなどがあります。)なのかということを確認しましょう。

円満な婚姻関係?

困惑

私が受け取った書面には「不倫によって円満な婚姻関係が壊された」というようなことが記載されていますが、私は「妻とは近いうちに離婚する」「家庭内別居だ」と聞いていました……

行政書士

その部分についてはあまり気にされる必要はないですよ。

質問

それはなぜですか?

行政書士

実際に別居している等の特殊な状況を除いて、慰謝料請求書面に「不倫が始まるまでは円満であった」と記載するのは決まり文句のようなものだからです。

したがって、請求に対する回答書において、その部分に延々と「こう聞いていた、ああ聞いていた、こうも聞いていた」などの主張を延々と展開する回答書を見受けますが、それにはあまり意味がないのです。
そこで、反論する場合であっても「家庭内別居と聞いていた」などと簡単なもので良いでしょう。

請求権があるかを確認する

質問

差出人、事実関係の次に確認することは何ですか?

行政書士

次は、そもそも請求者が慰謝料を請求することができるのかということです。
請求権があるかの確認ですね。

請求権がないのに請求してくる人もいる

不倫の慰謝料を請求してくるということは、請求者としては慰謝料請求権を有していると思っている(あるいは思い込んでいる)はずです。
また、ほとんどの場合は、慰謝料請求権を有したうえでの請求です。

ところが、稀に慰謝料請求権自体を有していないにも関わらず、恐喝のような請求をする人もいます。

驚き

ええっ!そんな人がいるのですか!!

行政書士

はい。
これは、書面の作成者が弁護士であろうが行政書士であろうが同じことです。

なぜなら、当たり前の話ではありますが、弁護士も行政書士も依頼者から聞いた話や提示された証拠(メール・LINE・探偵の調査報告書など)をもとにして、慰謝料請求の書面を作成するからです。

行政書士

依頼者がデタラメや脚色した事実を話したとしても、基本的にはそれを真実と信じて作成するのですよ。
明らかにウソをついていると分かるのですが、巧妙な方もいますので……

判断方法

質問

なるほど。
では、慰謝料請求権があるかはどのように判断すれば良いのですか?

(1)不倫相手のことを既婚者と知っていたか、または普通に注意すれば知ることができたのに肉体関係を持ったか

行政書士

不倫の慰謝料請求権が生じるのは、不倫が不法行為に該当する場合です。
そして、不法行為の成立には「故意」または「過失」があることが必要です。

行政書士

そこで、まずは故意か過失があるかを判断する必要があるわけです。

質問

「故意」または「過失」とは何でしょう?

故意
行政書士

「故意」とは不倫相手のことを既婚者と知っていたこです。

過失
行政書士

また、「過失」とは不倫相手を不注意で既婚者と知らなかったことです。

なお、一般的な社会人であれば相手を既婚者と疑うべきでは?と考えられるような場合には「過失」が認められることに注意が必要です。
例えば、それなりの年齢で結婚していても不思議ではない、土日は会えないなどの場合は、過失があるとされる可能性が高いです。

故意も過失もない場合

そして、既婚者と知らなかった、あるいは注意しても知ることができずに肉体関係を持ったのであれば、故意も過失もないということになり、不法行為に該当しませんので、慰謝料請求権を有しません。
詳しくは→こちらの不倫の慰謝料をご確認ください。

(2)不倫の時点で、相手方の婚姻関係は破綻していなかったか

不倫を開始した時点で、既に離婚を前提に別居している場合などは、婚姻関係は破綻していた後の不倫と考えられます。
そして、婚姻破綻後の不倫に慰謝料は発生しません。
そのため、婚姻破綻後に不倫をされたとしても、不倫をされた人は慰謝料請求権を有しません。

行政書士

そこで、不倫を開始した時点で相手方の婚姻関係が破綻していたかを判断しましょう。

不仲・家庭内別居
質問

不仲とか、家庭内別居の場合は、婚姻破綻と言えますか?

行政書士

それぐらいでは、婚姻破綻とは認められないですね。

詳しくは→こちらの婚姻破綻とはをご覧ください。

(3)自由意思で肉体関係を持ったか

無理矢理肉体関係を持たされたなどは不法行為に該当しません。
そして、不法行為に該当しない以上、慰謝料は発生しません。
そのため、自由意思で肉体関係を持っていない場合は、不倫をされた人は慰謝料請求権を有しません。

行政書士

そこで、最後に自由意思で肉体関係を持ったかを判断しましょう。

上司から誘われて断りにくかった場合
質問

上司から誘われたので立場上断りにくかった場合はどうでですか?

行政書士

無理矢理というのは拒絶しているのに力任せに関係を持たされたとか、弱味を握られて仕方なく関係を持ってしまった場合を指します。

したがって、上司から誘われたので立場上断りにくかった程度では無理矢理とは言えません。
もっとも、その場合であっても慰謝料額に影響する可能性はあります。

確認したら

慰謝料請求権がない場合

上記(1)(2)(3)の全てに該当するのであれば、慰謝料請求に応じざるを得ません。
そのため、あとは請求された額を受け入れることができるかどうかだけの問題となります。

行政書士

逆に、どれか一つにでも該当しないのであれば、慰謝料の支払いに応じる必要はありません。

請求権がないことを理解してもらう

行政書士

ただし、それを請求者に理解してもらう必要があるでしょう。

困惑

理解してくれるのでしょうか……

確かに、そう簡単には理解してもらうことはできないことが多いです。
しかし、それでもそれを理解してもらう努力をしない(支払義務がないからと慰謝料請求を無視する)のであれば、時間と費用を消費する訴訟に進む可能性が高まります。

放置すれば良い?

質問

でも、相手には請求権がないのだから放置すれば良いのではないでしょうか?
それに、相手だって請求権がないことを分かっていて、慰謝料を取れれば良いなぐらいに考えて請求しているのではないでしょうか?

確かに、そのような考え方の人がいる人は否定しません。
しかし、当事務所の経験上、そのような考え方の人は請求者のうちのごく一部です。
そして、請求者がそのごく一部の人以外であった場合、つまり普通の(?)請求者であった場合は、放置=訴訟という可能性が非常に高いのです。

行政書士

この初動における考え方は非常に重要です。

慰謝料請求権がある場合

質問

請求者に慰謝料請求権がある場合はどうすれば良いのですか?

請求者の目的を予想する

行政書士

まずは請求者の目的を予想しましょう。

困惑

請求者の目的を予想することなんてできるのでしょうか……

もちろん、慰謝料請求者の目的を完璧に予想することは本人でない限り不可能です。
もっとも、請求書面に記載されている情報や不倫相手から聞いていた情報から、ある程度予想することは可能です。

行政書士

なお、請求者の目的は金銭ではなく、謝罪等であることが多いですから、このことには十分注意されてください。

詳しくは→こちらの不倫慰謝料請求者の本音を参考にされてください。

目的を見誤った事例

当事務所がお手伝いした案件で「慰謝料を請求するが、それはあくまでも夫との不倫関係を解消させるための手段であり、夫と不倫関係を解消することを示談書において約束するのであれば、最終的には慰謝料請求権を放棄(慰謝料ゼロ)することで解決したい」と希望される女性がいました。

行政書士

つまり、請求時点では、慰謝料はいらないという意思でした。

そこで、「慰謝料はいらない」と明言まではしないものの、それとなくその目的を慰謝料の請求書面に記載して伝えました。
しかし、その慰謝料を請求された人は、ある大手の法律事務所に依頼をし、謝罪や不倫関係の解消については触れることなく、請求された金額が高すぎると主張してきたのです。

行政書士

こんな主張をされたら請求者はどう思うでしょうか?

怒る

切れると思います!

行政書士

そうですよね。

解決結果

その結果、当初の考えを変えて慰謝料の獲得と不倫関係の解消の両方を求めるようになり、結果的には両方を得ることができました(請求額からは下がり一般的に妥当な範囲内の慰謝料額に落ち着きました)が、解決まで多くの時間を費やしました。

行政書士

慰謝料を請求された人か、その人が依頼した弁護士が請求者の目的をある程度予想できていれば(目的を見誤らなければ)、慰謝料がゼロになったうえにあっという間に解決できたのですけどね……

目的は慰謝料ではないのではないかと考えてみる
行政書士

大切なことは「請求者の目的は慰謝料ではないのではないか」と一度考えてみることです。

なるほど

上記の事例でも慰謝料を請求された人か、その人が依頼した弁護士がちょっとでもそのことを考えていれば、結果は違っていたのでしょうね!

回答について

質問

請求者の目的を予想したあとにすることは何ですか?

行政書士

何はともあれ回答書を出すことです!

重要性

法律

確かに、内容証明郵便での不倫慰謝料請求を無視したとしても、別に逮捕されたりしません。
また、法的には何らかの対応をする義務はありません。

内容証明郵便で請求されただけでは慰謝料の支払い義務があるわけではありませんし、何か返事をしなければならない義務があるわけでもありません。

無視しておけばそのうち諦める?

質問

だったら無視しておけば、そのうち諦めるのではないでしょうか?

行政書士

はっきり申し上げて最悪の対応と考えられますね。

なぜなら、無視しても何も解決しません。
また、その後に法的措置をとられたときに裁判官から「やましいことがあるから返答しなかったのだろう」と推測される可能性がないとは限らないからです。

なるほど

そうすると、回答書を出すことはとても大切ですね!

行政書士

そうですね。
そもそも請求者はそう簡単に諦めないですからね。

もちろん、不倫をした覚えは全くないとか、名前を聞いたこともない人から慰謝料を請求された等であるならば、今はやり(?)の振り込め詐欺である可能性があります。
また、美人局のような慰謝料請求のような場合は、訴訟等に持ち込まれる可能性は限りなく低いので無視することをお勧めします。

回答内容

質問

回答書を出すとして、それはどのような内容にすれば良いのでしょうか?

行政書士

これは請求権の有無で分けて考える必要がありますね。

請求権がないと考えられる場合

行政書士

まず、慰謝料請求をしてきた相手には、どう考えても請求権がない(と思われる)のであれば、その旨を返答されれば良いでしょう。

「私は相手の男性を既婚者とは知らなかったし、それを知らなかったことに過失はないから、慰謝料支払い義務はない」とか、「あなたたちは現時点でも法律上の夫婦ではあるが、3年前から離婚を前提に別居していて婚姻関係は完全に崩壊しているから、慰謝料支払い義務はない」などですね。

困惑

そんな回答をすればブチギレるのではないでしょうか……

行政書士

確かにその可能性はありますが、主張すべきことは主張する必要があります。
そのため、相手を怒らせることを恐れてはいけません。

悪あがきは事態を悪化させるだけ

ただし、常に左手の薬指に結婚指輪をしている、結婚式に招待された、同じ部署で既婚者と知らないはずがないなどの明らかな客観的事実がある場合に、「私は相手を既婚者とは知らなかった」との言い訳は通るわけがありません。

行政書士

また、休日は家族で毎週出かけるのに「寝室を別にしていたから、あなたがたの夫婦関係は崩壊している」などと言い訳をした男性がいました。

困惑

アホですね……

行政書士

はい。
そのような理屈は通らないことは常識的に考えてもご理解いただけるでしょう。

また、単なる家庭内の不和程度や夫婦の一方が他方に不満を持っていた程度では婚姻破綻とは認められません。
それなのに、以前、当事務所が慰謝料請求のお手伝いをしたときに、本当に上記のような言い訳をした男性がいました。

困惑

やっぱりアホなのですね……

誰にとってもお金は大事なものなのですから、慰謝料を支払いたくないと思う気持ちや支払い額をちょっとでも少なくしたいという気持ちは分からないでもないです。

行政書士

しかし、そのような悪あがきは事態を悪化させるだけです。

ウソをでっち上げない
質問

他に注意することはありますか?

行政書士

慰謝料支払い義務を逃れようとするあまり、ウソをでっち上げたりするのも最悪でしょう。
そのウソを崩されたときには、事態がさらに悪化することを覚悟してウソをつきましょう。

このことは、不倫の慰謝料請求に限らず、幼稚園児でも分かる常識ですね。

誰だって、慰謝料を請求されて「はい、そうですか。今週中に振り込みます」などと応じたくはないと思います。
しかい、そこで請求者を悪者にしたとしても、何も解決しません。

本当に請求者が無茶苦茶(慰謝料請求権がないにも関わらず請求してくる)を言ってきている場合は断固拒絶すべきですが、そういう事例はあまりないでしょう。

請求権がある場合

質問

請求権がある場合はどうすれば良いですか?

行政書士

この場合は、慰謝料を請求されること自体は仕方ないことが分かっているが、金額に納得がいかないというケースが多いと思います。
ですから、請求された慰謝料の金額に納得がいかないなら、そのことを回答書面にしっかり記載して減額を求めていけばいいのです。

「あなたが請求されている500万円という慰謝料額は、いろいろな裁判例からしてもあまりに法外な金額と思われますので、100万円で解決させていただけないでしょうか」というような具合です。

具体的な裁判例を挙げて減額を求める
行政書士

そして、ここでは具体的な裁判例を挙げなければ説得力に欠けることは当然ですね。

質問

具体的な裁判例?

行政書士

似たような事例を探して「○年○月○日の○○裁判所では○万円が認められている」という感じです。

こんな人はお断りします!

ときどき「不倫は遊び」程度の感覚で「何が悪いの?」という人がいますし、請求者が証拠を持っていないようだから不倫の事実関係を否定して支払いを免れようという人もいます。

行政書士

しかし、そのような人は当事務所に相談されても回答しませんし、依頼されてもお断りしますから、自力で解決されるか他の事務所に依頼されてください。

少なくとも私はそのような人のお力になる気持ちになれません……

逆に、不倫の慰謝料を請求されたことによって、請求者に申し訳ないことをしたと気付かれて、真摯に謝罪・反省しようと考えているものの、その事案における一般的な額よりも高額な請求をされていることもあります。

行政書士

そのような方からご相談、ご依頼いただければ、、過去の裁判例等を参考にして妥当な慰謝料を支払い、早期・円満に解決に向けて全力でお力にならせていただきます。

円満解決するコツは?

請求された場合の基本的な対応は以上の通りですが、慰謝料を請求された際に早期・円満に解決するポイントは何でしょうか?
それについては→次のページ(不倫の慰謝料を請求されたときに円満解決するための4つのコツ)で説明しています。

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