不倫の慰謝料を請求されたときに円満解決するための4つのコツ

不倫・浮気問題の円満解決とは?

謝罪

不倫・浮気の慰謝料を請求された人の多くは、できることであれば円満に解決したいと思うはずです。

疑問

では、「円満解決」とはどのような形での解決を指すのでしょうか?

当事務所が不倫問題で慰謝料を請求された多くの人からご相談を受けてきた経験からしますと、以下のようなポイントが挙げられると思います。

調停や訴訟にならない

裁判

調停や訴訟になって解決したとしても、それは円満解決とは言い難いものがあります。

というのも、調停は弁護士に依頼することなくご自身で行うことも可能ですので、費用面でそれほど心配される必要はありません。
しかし、解決までには長い時間がかかります。
また、訴訟は現実問題としてご自身で行うことは不可能に近いので、弁護士に依頼することになるでしょうから、費用面の心配があります。
さらに、訴訟は調停と同じく解決までには長い時間もかかります。

したがって、裁判所を使うことなく解決できるということは円満解決と言えるポイントのひとつです。

早期に解決できる

期間

少々変わった考え方の人を除けば、誰しも不倫慰謝料問題が長引くことは嫌なものです。

そのため、早期に解決できるということは円満解決と言えるポイントのひとつです。

適正な範囲内の慰謝料額の支払い

調停や訴訟を回避し、早期に解決するために法外な慰謝料額を支払っていては、円満解決とは言えないですよね。

そのため、その事例における支払う慰謝料額が適正な範囲内に収まっているということも円満解決と言えるポイントのひとつです。

円満解決のためにどのような対応をすべきか

これらを全て満たすことが円満解決と言えるでしょう。

疑問

では、これらを全て満たすためには、慰謝料を請求された際にどのように対応すれば良いのでしょうか?

以下で不倫の慰謝料を請求されたときに円満解決をするための4つのコツについてご説明します。

コツその1 謝罪すべきことは謝罪する

謝罪

不倫の被害者の多くは、金銭面においては慰謝料を求めています。
一方、精神面では謝罪を求めています。

これは、慰謝料請求時に謝罪を併せて要求してくる、要求してこないに関わらず、多くの請求者は同じと考えていただいて間違いないです。

疑問

そして、自分が請求する立場に立って考えてみた場合、不倫をしておきながら謝罪もしない人間と和解しようと思うでしょうか?

思わないですよね?

ですから、原則として不貞の事実を認めて謝罪をしない限り、円満解決はあり得ないと考えたほうが良いです。

また、不倫の事実があるにも関わらず、「不倫などしていません!」としらばっくれて万が一裁判になってしまった場合、裁判所に「反省していない」と扱われて慰謝料額は増額される可能性が高いです。

逆に真摯に謝罪しておけば、「反省している」と扱われて慰謝料額は減額される可能性が高いので、原則として謝罪は必須と考えられたほうが良いでしょう。

なお、謝罪をした場合としていない場合の慰謝料については、→こちらの謝罪と不倫の慰謝料額の関係を参考にされてください。

ポイント

ここがポイント!


謝罪すべきことは謝罪することが円満解決のコツ!

コツその2 主張すべきことは主張する

不倫期間等の事実関係の間違いを指摘

慰謝料請求の書面には間違った内容が記載されていることも多々あります。

特に多いのが不倫期間の間違いです。
請求者の単なる勘違いや予想で不倫期間が記載されている場合もあれば、メールや食事をしていただけで性交渉を持っていない期間も含んでいる場合もあります。

そして、その誤った情報をもとに「これだけの長期間の不倫だから○万円を支払うよう求める」という具合に請求する慰謝料額を決めていることもあるのです。

請求される側としては、本来であれば不倫期間に含まれない期間まで慰謝料請求の対象とされてはたまったものではありません。

そこで、事実関係等が間違っていればはっきりと主張すべきです。

受け入れることができない要求を拒否

他には退職や転居など、不倫の被害者だからといってそこまで要求する権利がないことを要求してくる人がいます。
そもそも、これらの要求を受け入れる必要はありません。

そのため、このような要求を受け入れることができないのであれば、拒絶の意思をはっきりと主張すべきです。

怒る女性

請求者からの要求を拒否すると怒らせるのではないかと思われるかもしれませんし、確かにその危険はあります。
しかし、本来要求できないような退職や転居等まで求めてくる請求者は、要求を一度受け入れると、エスカレートして次々と無理難題を吹っ掛けてくることがあります。
そのようなことになれば、結果的に円満解決が遠のくことになるからです。

このような要求への対応については、→こちらの無茶苦茶な要求をする不倫慰謝料請求者への対応を参考にされてください。

ポイント

ここがポイント!


事実関係が間違っている場合や、退職・転居等の不当な要求については、はっきり主張することが円満解決のコツ!

コツその3 不倫相手との接触は極力避ける

離婚届

その不倫が原因で相手方夫婦が離婚した、あるいは離婚が決定的であるという場合は別として、相手方夫婦が離婚しないで婚姻を継続するのであれば、請求者は請求された人と不倫相手(請求者の夫または妻)と接触することを非常に嫌うのです。

このことは、慰謝料請求の書面に「妻(または夫)と今後一切接触するな」という趣旨の一文があるなしに関わらず、婚姻を継続する多くの請求者は同じと考えていただいて間違いないです。

それにも関わらず、慰謝料請求を受けた後も不倫相手と接触していることが請求者に発覚すれば、当然円満解決は難しくなると言えますので、請求を受けた後は、不倫相手との接触は極力避けたほうが賢明です。

ただし、慰謝料の請求を受けたことを不倫相手に相談することによって、不倫相手から経済的援助が期待できるのであれば接触するのも一考の余地があるといえます。
このことについて詳しくは→こちらの慰謝料請求を受けた場合に不倫相手と連絡や接触することの可否を参考にされてください。

ポイント

ここがポイント!


請求された後は、不倫相手との接触は避けたることが円満解決のコツ!

コツその4 提示する慰謝料額を適切に理由付けする

請求された慰謝料額から減額を求める場合、一般的には二種類の方法があります。
ひとつは法的な面から減額を求める方法、もうひとつは経済的な面から減額を求める方法です。

上記のいずれの方法であっても「○万円で解決したい」という具合に金額の提示は必須と言えます。

そして、単に「○万円で解決したい」では請求者も納得しがたいものがありますので、「なぜ○万円で解決したい」のか適切な理由を示す必要があるのです。

法的な面から減額を求める場合

六法全書

その不倫が原因で夫婦が離婚に至ったかどうか、不倫期間、不倫関係を持った回数、夫婦の婚姻期間などが慰謝料額に影響を与えます。

そこで、それらが似通った判例を探して「この判例を参考にして○万円で解決したい」したいというようにお願いすれば、請求者も減額に応じやすくなります。

経済的な面から減額を求める場合

「請求されているような金額は経済的にとても支払えない」では「なぜ経済的に払えない」かが説明されていないため話になりません。

預貯金がないのであればその理由(例えば給与が△万円のため貯金をする余裕がないなど)を説明したうえで、「金融機関から借入ができるのは○万円なので、その○万円で解決したい」したいというようにお願いすれば、請求者も減額に応じやすくなります。

この理由付けについて詳しくは、→こちらのなぜその金額で解決をお願いするかの理由を参考にされてください。

ポイント

ここがポイント!


判例・経済状況など、適切な理由を挙げたうえで慰謝料額を提示するのが円満解決のコツ!

呼び出された場合の対応は?

一般的に慰謝料請求は書面が送られてきますから、それに対して書面で回答していくことになります。
しかし、直接話しをすることで解決を望む人もおり、突然喫茶店などに呼び出されることもあり得ます。
それでは、不倫相手の配偶者から突然喫茶店などに呼び出された場合、どのように対応すれば良いのでしょうか?
それについては→次のページ(不倫の被害者から呼び出された場合の対応)で説明しています。

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